アニメ「インテリアドリーム」Episode-3

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アニメーションの台本

登場人物

  • 娘(14歳/21歳/24歳)・・・名古屋市内で1人暮らしのOL。大学卒業と同時に家を出た
  • 父(39歳/46歳/49歳)・・・電子機器メーカーの役員。娘との関係は紆余曲折あり
  • 母(41歳/48歳/51歳)・・・専業主婦。出産前は夫と同じ会社で働いていた
  • インテリアショップの店員

Story〜「インテリアドリーム」Episode-3

#1※自宅の玄関にて(娘24歳/父49歳/母51歳)
娘:「ただいま」
母:「あら、珍しい」
娘:「ちょっと近くまで来たから」
父:「お帰り」
母:「いまお茶入れるから」
娘:「ありがとう・・・」
父:「まあ、ゆっくりしていきなさい」
母:「夕飯、食べていけるんでしょ?」
娘:「・・・いらない」
母:「今日はシチューよ」
娘:「シチュー・・・!」
母:「世界で一番好きなんでしょ。・・・嘘でも」
娘:「嘘じゃない・・・」
父:「食卓に座ると、落ち着くだろう?」
娘:「うん・・・あったかい」
父:「食卓は家族の絆を紡ぐところだから」
娘:「家族の絆・・・」
父:「たとえどんなに離れていたって、
食卓があれば、家族の温もりが消えることはないんだ。
だからお前のアパートにも食卓を置いたんだよ」
娘:「うん・・・
私、どんなに疲れて帰ってきても、キッチンで食事を作って、食卓で食べてるよ。
眠くて、翌日早くて、時間がなくて、カップラーメンで済ますときでも
私、必ず食卓で、食べてる」
父:「そうか・・・」
母:「なにを食べてるんだか、心配だけどね」
父:「今度またみんなで家具を見にいこうか」
娘:「何買うの?この食卓、まだ綺麗じゃない」
母:「今度は真っ白なダイニングがいいわあ」
娘:「北欧スタイル好きだもんねー」
父:「そりゃそうだよ。私たちの新婚旅行、北欧だったからな」
全員で笑う「アハハハ」
#2(モノローグ)
娘:私の生活を彩り、私の人生を紡ぐインテリア。
これからも、私はきっと、
食卓の温もりに抱(いだ)かれて生きていく。
私は決して1人じゃない。

「いただきます、お父さん」
「ごちそうさま、お母さん」
#3※アドリブ
父:「お母さんのベッドも見ないとな」
娘:「電動ベッドにしたら?」
母:「まだそんな年じゃないから」
娘:「あ、私が電動ベッド欲しい」
母:「なに言ってるの。電動ベッドって」
店員:「今は若い方にも人気なんですよ、電動ベッド」
娘:「そう、ベッドがねむりのリズムを感知して角度を変えてくれたりするんだよ」
父:「寝坊助のお前でも起きやすくなるってことか」
母:「それはいいわね。お父さんも電動ベッドにしたら」
娘:「そうだよ、お父さんこそ
お父さんの方が寝坊するじゃん」
父:「それはいいっこなしだな」
全員で笑う「アハハハ」
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